セラミックを用いた治療

こんにちは、オガワです。

前回はジルコニアを用いた治療について書きました。

今回は患者さんからの質問の中で、

多くの割合を占めるセラミックという材質を用いた治療について書きます。

 

セラミックを用いた治療とは、歯に対して「詰めるもの」と「被せるもの」に分かれます。

今回は後者について実際の写真を用いてみてもらいます。

 

患者さんは50代の女性のになります。

上の歯の真ん中から右側2番目の歯の色を見てください、

反対側の歯と比べると色が濃く見えます。

カウンセリングにてお聞きすると。

何年も前に歯の神経をとる治療を受けたそうで、

治療後から比べるとだんだんと色が濃くなってきているとのことです。

拡大してみると、

両隣の歯と見えかたが違います、特に前歯は、毎日鏡を見て気になるところですので気になりますね。

原因は、、、

歯の表面にある「エナメル質」という層よりも中にある「象牙質(ぞうげしつ)」というところの変色になります。

この場合、治療として歯の内部からの漂白、表面からの漂白、セラミックを用いて被せる

の3パターンになると思います。

どれも一長一短あるのですが、説明をしましたところセラミックを被せることになりました。

理由としては、漂白などにより変色を改善できても再度変色してくるところを気にされていました。

また、セラミックの被せ物は、変色しないという特徴があり、

透明感の高い材質になりますので、歯の先端の透明さを再現できるということを重視した結果です。

 

下の写真は、歯を全周削ったところです。

 

セラミックを被せたところです。

セラミックの特徴である透明感が特に先端に出ていますよね。

 

歯の神経をとる治療は近年少なくなりつつありますが、

過去にとる治療を受けた方にとっては、審美的な改善を見込めると思います。

 

最後に治療のまとめを提示しておきますのでご参考にしてください。

 

治療内容:上顎左側2番 セラミッククラウン

治療費用:¥143,000(税込)

治療期間:1ヶ月半

 

旧居留地歯科

078−325−0222

神戸市中央区明石町31−1 TESTA神戸旧居留地3F

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