上の前歯の隙間を治してほしい。
神戸市から来院された患者さんです。
「上の前歯の隙間を治して欲しい」 とのことです。
上の中央の前歯2本の間に隙間があります。
患者さんは「すきっ歯」と話されることが多いのですが、
正式には「正中離開(せいちゅうりかい)」と言われています。
しかし、
よく見ていただくと中央から2本目との間にも少し隙間があります。
この場所については患者さんご本人もそこまで気にしていなかったようです。
また、
4本とも歯の生えている方向が微妙に違いますのでそのあたりをどうするかが今回のポイントになります。
ここでの治療方法は、
1、コンポジットレジン(歯科用樹脂)によるダイレクトボンディング修復
2、ラミネートベニアによる修復
3、セラミッククラウンによる修復
4、部分矯正+上記の1〜3のどれかによる修復
の4つになります。
いつものようにカウンセリングに時間をかけてから
1番の健康保険適用外材料でのダイレクトボンディング修復を選択されました。
今回は私の考えた最良の治療方法と患者さんの希望する治療方法に違いがありました。
理由は、隙間の大きさや歯の角度、歯肉の形などを考慮してラミネートベニア修復をお勧めしましたが、
患者さんは色々と調べていたみたいでダイレクトボンディング修復を希望されました。
そこで、
咬み合わせや歯の生えている方向を考慮して可能な限り審美的におこなうことをお伝えし、
承諾を得てから治療に入りました。
治療後、患者さんは満足されていましたので今回の治療を終了としました。
最後に治療のまとめを提示しておきますのでご参考にしてください。
治療内容:上顎左右1、2番 審美用コンポジットレジン修復 4箇所
治療費用:¥120,000+税
治療期間:2日
旧居留地歯科
078−325−0222
神戸市中央区明石町31−1
TESTA神戸旧居留地3F