前歯の色と形を治したい! 

ご紹介により神戸市から来院された患者さんです。

患者さんは20代女性で、

「左の前歯の色と形を治したい」 とのことです。

 

下の写真を見ると、

患者さんの左上切歯(左の中央の歯)が周りよりも色が濃いのがわかります。

何年も前に、歯の神経をとったとのことです。

当時は、削った部分に樹脂を詰める治療を受けたそうです。

セラミッククラウン治療前

ここでの治療方法は、

1、セラミッククラウンによる修復

2、コンポジットレジン(歯科用樹脂)によるダイレクトボンディング修復

3、ウォーキングブリーチ法により歯の色調を改善させる

の3つがあります。

カウンセリングの段階からセラミックラウンでの治療を希望されていましたので

早速、お口と顔貌の写真を撮影し、歯型やレントゲン撮影までおこない機能的、審美的な診断をおこなう用意をしました。

このいただいた資料を元に私と歯科技工士とで機能的かつ審美的な診断に向けた相談をおこないました。

今回の治療の流れについて簡単に少しまとめてみましょう。

<DAY 1=初診日>

カウンセリングをおこない治療方法の決定をおこないました。

現在のお口や顔とのバランスなどを写真撮影し、参考用に歯型も取りました。

また神経をとる治療をおこなっていますので、レントゲン撮影にて根の状態も確認しました。

<DAY 2>

患者さんの現在のお口の機能的、審美的な診断を説明し、セラミッククラウンでの治療方法を再度説明しました。

その後、他の歯に着色などがありましたので、お口全体のクリーニングを治療に先がけておこないました。

<DAY 3>

左上の歯を全体的に削っていき、型取りをおこないました。

さらに、歯科技工士が歯の色調を確認するために同席し気になるところを直接話していただきました。

<DAY 4>

歯科技工士が作製したセラミッククラウンを歯の上に被せて患者さんに確認してもらいました。

その後、専用のセメントを用いて接着しました。

<DAY 5>

噛み合わせやメインテナンスのやり方などをチェックをし定期検診へ移行しました。

 

今回、患者さんは 自分の歯の色が年々濃くなってきている のを感じて、Web上でいくつか調べたとのことでしたので、

治療前にはカウンセリングを通して左右の歯の大きさや色調について細かく説明させていただきました。

接着後も非常に満足していただきました。

セラミッククラウン治療後

上の写真のように、鼻先からご自分の歯とセラミッククラウンを比較するために写真撮影をすることも多いです。

機能的かつ審美的なセラミッククラウンを用いて修復する治療は、

患者さんが思っているよりも奥が深く、歯科技工士との連携が非常に重要になってきます。

患者さんが直接歯科技工士と話をする時間も設けていますので、みなさんの気になることを質問されています。

そういった点からも、私と患者さん、患者さんと歯科技工士とのカウンセリングには十分に時間をかけさせていただいています。

 

最後に治療のまとめを提示しておきますのでご参考にしてください。

セラミッククラウン治療前 セラミッククラウン治療後

治療内容:上顎左側1番 セラミッククラウン修復

治療費用:¥130000+税

治療期間:1ヶ月

 

旧居留地歯科

078−325−0222

神戸市中央区明石町31−1 TESTA神戸旧居留地3F

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