虫歯とメンテナンス パート2
こんにちは、オガワです。
前回のBlogでは、お口の中が渇くと虫歯になりやすいというお話をしました。
今回は、メンテナンスの時に我々がチェックしている場所についてお話したいと思います。
一般的なメンテナンスの時には、「歯」「歯肉」「舌」「唇」「噛み合わせ」をチェックしています。
その中でも、
「歯」を診るときは、虫歯ができていないかをまずは確認します。
「我々がチェックするところ=虫歯になりやすい場所」
ということになります。
皆さんもお分かりだと思いますがどこが虫歯になりやすいでしょうか?
一つ目は、
「歯と歯の間」です。
この場所は、歯ブラシではなかなか届かないので磨き残しが残りやすく
フロスを使って綺麗にしてもらうことが大事になってくると思います。
場合によっては、
フロス以外に歯間ブラシやタフトブラシ(先が細くて小さい歯ブラシ)を使うように指導させていただいています。
二つ目は、
「歯と歯肉の境目」です。
この場所は、皆さん気をつけて磨いてられるのですが、奥歯に進んでいくに従って
頬の内側が近いので歯ブラシが入りにくく磨き残しが増えていきます。
頬の内側を少し排除して磨いてもらうように指導させていただいています。
三つ目は、
「歯の噛み合う面の溝」です。
この場所は、歯の噛み合う面なのでしっかり磨いておられるイメージがあるのですが、
実は溝がかなり複雑に走っていますので、”バーっと”大きく動かさずにストロークを小さくして
細かく磨くように指導させていただいています。
四つ目は、
「一番奥歯の奥側」です。
この場所は、歯肉の中に親知らずが埋まっているとなおさら磨いていかないと
虫歯だけでなく歯肉が腫れる原因にもなります。
このようにメンテナンスでは、
日常の歯磨きや生活環境からくるお口の変化を見つけ出して、
治療の必要性を判断していきます。
例えば、虫歯の中にも
「すぐに治療が必要なもの」と「経過を見ていくもの」との
二つがあります。
メンテナンスに来られている方は、後者の方が多いと思いますが、
たまに歯と歯の間が進行するパターンもありますので注意が必要です。
また、
肉眼でわかりにくい場合は、レントゲンやマイクロスコープなどを使用し、精密な診査をしていきます。
かかりつけ医でのメンテナンスについては、
しっかりと期間を守り
気になる所は伝え
精密に診査を受ける
ことをオススメいたします。
ご自分の歯をできるだけ長く使うためにも歯科医院を受診することは大事ではないでしょうか?
旧居留地歯科
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