ジルコニアを用いたブリッジの治療
こんにちは、オガワです。
今回はジルコニアの特徴の一つである「丈夫である」
ということが日常の治療に活きる例を挙げてみたいと思います。
ジルコニアという材料はセラミックの中でも非常に丈夫です、
そのことにより、今までセラミックで不可能であったことができるようになりました。
それは、ブリッジという被せ物への応用になります。
ここで、
ブリッジ治療の紹介を少し、
歯を1本抜歯した後、その両隣の歯を削り3本分の被せ物を接着させる治療のことを意味します。
(以下の写真のようなものをいいます。)
このブリッジ治療は、3本分の被せ物を用いるので、材質的に強度が必要になります。
下の写真は、
ブリッジのフレームを真っ白なジルコニアで作製しています。(当院の患者さんのものです。)
このままで完成ではなく、ジルコニアの表面にセラミックを焼き付けたものが下の写真です。
ここまでくると、金属と違って審美的にも優れていると思います。
セラミックを用いたブリッジ治療については以前よりありましたが、
奥歯などの「力」のかかる場所はどうしても強度が弱かったので一部適応外でした。
しかし、
ジルコニアはセラミックの3倍ぐらいの強度を持ち合わせているために、
ブリッジのフレームとして機能します。
今後は、今までの金属製のブリッジだけでなくジルコニアを用いたブリッジという選択肢も広がるように思います。
旧居留地歯科では、ブリッジ治療の選択肢の一つとして、このジルコニアについて詳しく説明しております。
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